漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
震災前から生理が不順で、漢方薬を飲んでいました。
震災後ストレスや体の冷えがあり
その頃から生理が止まり、気持ちのイライラも強くなりました。
津波で漢方のお店が被災し、友人から漢方のお店を紹介。
震災のストレスや冷え、寒波など環境の変化で生理不順の方が増えています。
生理が止まった時は、妊娠かと思ったそうですが、そのまま生理が来ないので
心配になり相談に見えたようです。
中医学では、「女性は7の倍数で変化する」と有り、14歳で生理が始まり
21歳で位で出産、28歳が女性のピークで、42歳ぐらいになると更年期の
準備が始まり、49歳前後に閉経を迎えると漢方の古典に有ります。
さらに中医学では、女性の生理を4つの周期に分けて対処します。
これが漢方の周期調節法で、基礎体温や4つの周期が正常に機能しているか
チェックします。
周期調節法と養生、漢方の服用で冷えや生理を、タイプ別に正常に整えます。
冷えと生理が止まる、原因や周期調節法のメカニズムをお話しました。
標治(対症療法)の漢方薬、養生法、温活として生姜やカイロ、湯たんぽ、
漢方入浴剤の使用を提案しました。
さらに、根治(根本療法)には、原因となる低体温 貧血、血行不良、
腎虚(ホルモン系の老化)などを改善する漢方薬、養生法をお勧めしました。
再来され、からだも温まり、生理を迎えたと お話されました。
年齢的に42歳と更年期の年齢で、腎の衰えを緩やかにして、更年期の症状を軽くする
漢方、養生を提案し、腎を元気にする食養生をお話しました。
☆いつまでも、若々しく腎の食養生
木の実類 胡桃、松の実、枸杞の実、桑の実。
粘りの有るもの 山芋、蓮の実、銀杏、もち米、牡蠣。
体を温めるもの 海老、羊肉、鶏肉、牛肉、にら、よもぎ、生姜、シナモン。
黒いもの 黒豆、黒きくらげ、黒ゴマ。
鹹味(しおからい)なまこ、海苔、昆布、その他の海藻類。
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1